自動変速機(DCT)のついているバイク GoldWing

バイク

 バイクに乗っているとクラッチ操作が面白いものだが、年齢とともにクラッチ操作も面倒になってきた。車の運転でもクラッチ操作が楽しくて、オートマに乗るのには最初抵抗があったが、オートマに慣れてしまうともう戻れないね。バイクも一旦オートマに行ってしまうと戻れないだろうからまだまだギアを操作しようと思っていたけど、ガシガシとギアチェンジする年でもなかろうと断念し、DCT搭載のGoldWingということになった。

 最初はアクセルの開き具合を調整しにくかったがすぐに慣れてきた。スタート時は軽ーく開いていかないと、グイーッと加速してしまう。まあ、1800ccの排気量だからね。ギアチェンジはスムースで、気をつけていれば変速した時がわかると言った程度。

 気にしていたエンジンブレーキ。これまで自分でシフトダウンしていたけど、オートマだとエンジンブレーキは効きにくいだろうなぁと想像していた。ところがどっこい、いい具合にシフトダウンが進み、1速まで落ちたところでブレーキをかけて止まる、といったことができる。カーブなどでもアクセルの戻し具合でエンジンブレーキのかかり具合を調整する事ができる。開発者が、何度も検証して作り上げた設定なのでしょう。大したものです。

 ちなみに、DCTはデュアル・クラッチ・トランスミッションの頭文字をとったもの。そこそこ高級な乗用車を中心に使われているとのことで、二つのクラッチを備えた自動変速機を意味しています。一つのクラッチが偶数速を担当し、もう一つのクラッチが奇数速を担当といった具合で、シフトチェンジが行われる際にクラッチを切る時間が短くなり、スムーズな変速が可能となるそうです。マニュアルの変速機に比べて効率が良く、燃費が向上するようです。

 エンジン指導の時には、ニュートラル状態。右ハンドルにある、Dを押せばドライブモードとなる。ブレーキを緩め、ゆっくりアクセルを開いていけばスムースな加速体験ができる。なかなかいいよね。

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