野良出身の猫たち【1】 クウにゃん

ネコ

 親猫と姉弟3匹でウロウロしていたメス野良猫です。食事を与えながら少しずつ慣らし、3匹とも捕獲して桜カット耳となりました。去勢後にはまた野良に戻す予定だったのだが、扉を開けて外に出してもよそに行こうとしないので、結局我が家で飼うこととなった。姉弟(兄妹かもしれないが・・・)でセットでクウとカイと名前をつけた。クウにゃんはあまり物事に動じることがなく、抱かれれば身を任せ、食事になるとガツガツと食べた。二匹の名前は空海をイメージして名付けたのだが、とにかく食事を「喰う」ほうのクウにゃんという具合になった。

 クウにゃんは他の猫と争うこともなく、自由気ままにやっている。といって、別に孤立しているわけでもなくそれなりにじゃれあったりもしている。野良猫と言うのはいろいろな品種が混じっているようで、姉弟の片割れの毛はそれほど長くないのに、クウにゃんのほうはふさふさしている。口の周りの黒い色のつき方が、どうにもすっきりしていないのが気になるが、私はかわいい顔立ちだと思っている。

 抱き上げようとすると体に力を入れて緊張する猫もいるが、この子はだらり身を任せる。独立性を保ちながらも飼い主にしっかり甘えてじゃれつく猫の典型といった感じでしょうか。まぁ猫から見ると、人間の方を雇っているというか、飼い慣らしているといった感じなのかもしれませんね。食べ物を提供し、トイレの掃除をし、身綺麗にしてもらっていればオッケーみたいな感じ。

 野良猫の場合孤立してバラバラになることが多い中、クウにゃんたちは親子3匹が一緒のところで生活できているわけで、ある意味幸せなのかもしれない。3匹が身を寄せあって、眠っているという場面もよく見かける。三匹一緒でよかったね。

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