健康

漢方に親しむ 「当帰建中湯 123」

体力がなく、疲れやすく、貧血で冷え性、下腹部や腰の痛みを訴えるというときに、当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)を考えます。産後や月経時に痛みを訴える場合も適応です。外科では痔に使うこともあります。他の痔の漢方薬を処方していた人に下腹痛があっ...
健康

漢方に親しむ 「啓脾湯 128」

漢方で脾というのは脾臓を指すわけではなく、消化機能全般を表しています。脾を啓くというのは消化吸収機能にかかわるものの調子を整えてあげるということですね。 虚弱傾向で貧血傾向、食欲なく全身倦怠感があり下痢になりやすい、といったような方に...
健康

漢方に親しむ 「大承気湯 133」

太鼓腹で便秘傾向の人に大承気湯(だいじょうきとう)を使います。瀉下さようのある、大黄と芒硝が含まれるとともに、気の巡りを良くしてくれる厚朴と枳実が入っています。体力があり、お腹がつかえて腹部膨満感を訴えます。 体の内部に熱がこもってい...
健康

漢方に親しむ 「茯苓飲 69」

胃の中に水が溜まっているように、動くとタポンタポンと音がするような人で、吐き気や胸やけを訴えるときに茯苓飲(ぶくりょういん)を使います。胃にたまったものを十二指腸のほうへスムースに流してあげるというイメージです。消化吸収を促進します。神経質...
健康

降雨 一休み

曇りがちだが晴れ間も見える 穏やかな朝 心身ともに解放して 穏やかな時間を 風もないが 徐々に人の活動音が増えてくる それが騒音となっていっても 心穏やかに過ごすためには 様々な拘りか...
健康

体を伸ばして

古木になると硬さと乾燥という印象を受ける 人もだんだん水気がなくなり体が硬くなってくる 先日床に座ろうとして尻餅をついた 足首 膝 股関節 などの関節が固くなってきているのだろう いやはやがっかり 体育大好き少...
健康

漢方に親しむ 「柴朴湯 96」

小柴胡湯と半夏厚朴湯を合わせた処方なので、名前が柴朴湯。江戸時代にわが国で生み出された処方と言われている。上腹部の張った感じや口の苦みや不快感といったような小柴胡湯に対応する症状と、のどの違和感、咳といった半夏厚朴湯を思わせる症状を併せ持つ...
健康

お節介?

親切とお節介の境界はなかなか難しいが 困ったなぁと思っている時に声をかけてくれたり 手助けをしてもらえたりするととても嬉しい お店でもちょっとした+αでその店のファンになったりする 病院に来る方はそもそも困っ...
健康

漢方に親しむ 「帰脾湯 65」

元気がなくて疲れやすい人で貧血傾向のある時に使うのが、帰脾湯(きひとう)です。不眠、健忘、食欲不振などの訴えも見られます。生薬の遠志(おんじ)は物忘れに効くともされています。これが入っているのはほかには、加味帰脾湯や人参養栄湯があります。竜...
健康

訴えのすべてがヒント

医師にはそれぞれの専門領域があります 患者さんの訴えを聞きながら 専門領域の疾患についてあれこれと考えていきます そして診断から治療への道筋を探っていくわけです 考察する過程で必要な情報を拾い上げるわけですが ...