漢方に親しむ 「当帰四逆加呉茱萸生姜湯 38」

体が冷えてしまったことが引き金となって、腹痛、頭痛、神経痛、関節痛その他の痛みが出た時や、しもやけができた時などに使うのが、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)です。体を温め、血の巡りをよくし、水のバランスを整えてくれるような生薬からできています。効果を高めるのに、附子を追加したり、当帰芍薬散や芍薬甘草湯と一緒に使ったりすることもあります。

保険適応病名
手足の冷えを感じ、下肢が冷えると下肢または下腹部が痛くなりやすいものの次の諸症:
しもやけ、頭痛、下腹部痛、腰痛。

《生薬構成の覚え方語呂合わせ》当帰(とうき)呉茱萸(ごしゅゆ)細辛(さいしん)木通(もくつう)桂皮(けいひ)芍薬(しゃくやく)大棗(たいそう)甘草(かんぞう)生姜(しょうきょう)

◎当期のご祝儀の細目を警視問う

当期(当帰)のご祝儀(呉茱萸)の細(細辛)目(木通)を警視問う(桂枝湯:桂皮・芍薬・大棗・甘草・生姜)

 

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