M-Test

痛みやツッパリなどの症状を誘発する動きを探り、症状を軽減するのにどのツボ、或いは経絡を刺激すればよいのかを探る方法として、M-Testというのがあります。これは福岡大学の名誉教授、向野義人医師が体系化した方法です。診断と同時に治療方針がある程度決まるという点は、漢方薬の処方と似ています。

基本的には30の動きの中でどの動きの時に症状が出るか、或いは動かしずらいかなどによって刺激をするポイント(ツボ)を探ります。WHOで認定されているツボは361か所もあるので、鍼灸師でなければとても対応できないのですが、M-Testの場合左右それぞれ24か所、合計48か所のポイントから探ればよいので私でもなんとか対応ができます。刺激によって楽になるポイントが見つかれば、そこに円皮鍼などを貼ったり、マッサージをしたり、ストレッチを指導したりすれば良いわけです。

日常診療ではツボに円皮鍼を貼るなどということに保険点数はつかないのですが、時々サービスと趣味を兼ねて貼ってあげたりしています。それで患者さんの困っていることが少しでも解消できれば、お互いうれしいですからね。

これからも気が向いたら少しずつ紹介させていただきます。

興味のある方は ⇒ ケアワーク・モデル研究会

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