胃のあたりの不快感、吐き気などがあり実際に嘔吐してしまうようなこともある、といった場合、二陳湯(にちんとう)を検討します。悪心や嘔吐は幅広い原因が考えられますが、その原因にかかわらず使ってみてもよいかもしれません。構成生薬の陳皮と半夏はどちらも古いもの(陳旧)が良いとされる生薬で、この陳旧なものを良しとする二つが入っているので処方名に二陳とついているそうです。
《保険適応病名》 悪心、嘔吐。
《生薬構成》陳皮 半夏 茯苓 甘草 小姜
《覚え方》二陳とは陳皮と半夏 良寛和尚
二陳というのは陳旧なるを良しとする陳皮(陳皮)と半夏(半夏)、良(茯苓)寛(甘草)和尚(生姜)
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