漢方に親しむ 「猪苓湯 40」

細菌感染による膀胱炎なら抗生物質の使用が第一ですから漢方薬の出番ではないと思っています。ただ、ちょくちょく膀胱炎を起こすという人に猪苓湯(ちょれいとう)を処方しておくと、膀胱炎になりかけたと感じた時に服用しておくと抗生物質のお世話にならなくて済む、といわれることがおおいです。抗生物質がない時代ならなんとか漢方薬で対応していたのでしょう。

生薬の阿膠(あきょう)には止血作用があるとされています。膀胱炎は起こさないけど、検診などの尿検査で潜血陽性といわれるという方に処方すると、検診で引っかからなくなったりもします。

処方構成とすれば、水をさばき、熱を冷まし、出血を止めるという感じの処方です。

《保険適応病名》
尿量減少、小便難、口渇を訴えるものの次の諸症
:尿道炎、腎臓炎、腎石症、淋炎、排尿痛、血尿、腰以下の浮腫、残尿感、下痢。

《処方構成》沢瀉・猪苓・茯苓・阿膠(あきょう)・滑石(かっせき)

《覚え方》沢の猪  伏せて あ 滑る

沢(沢瀉)で猪(猪苓)が伏(茯苓)せていると思ったら、あ(阿膠)滑(滑石)る

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