粉瘤の治療

皮下にしこりを触れて気になったり、赤く腫れあがって膿が出たりして受診する方には粉瘤の方をよく見かけます。粉瘤(アテローム)に典型的なしこりは、しこりの頂上あたりに黒っぽい点がありますが、完全に皮膚に覆われていることもあります。

粉瘤は良性の腫瘤ですから様子を見てもよいのですが、いったん感染を起こすと治るまでに少し時間がかかってしまいます。切開排膿処置をしたうえで、抗菌薬などを服用します。膿が出る間は、創処置を継続する必要があります。長いときには数週間かかることもあります。可能ならば早めに取ってもらうのが良いかもしれません。もちろん全く感染を起こさないことだってありますから、考え方ですね。

粉瘤ができる原因は完全にはわかりませんが、皮膚の下に袋ができ、その中に垢や皮脂がたまっています。押すと、中から悪臭を放つドロッとした内容物が出てくることがあります。いったん感染を起こすと急に赤く腫れてきて、痛み、膿がたまってくると排膿します。膿が出てしまうと炎症は消退していきますが、袋が残っていれば再発することがあります。

粉瘤が自然消退することは稀です。治療には袋ごと摘出する必要があります。

摘出は、局所麻酔下に行い、5分から30分程度で終了します。

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