漢方に親しむ 「芍薬甘草湯 68」

足がつると医師に伝えると芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)を処方されることがあると思います。これは芍薬と甘草との二つの生薬で構成された漢方薬で、骨格筋だけでなく平滑筋に対しても筋肉の過度な収縮を緩めてあげるといわれています。ですから、足が攣るとか急性腰痛の一部に起こるような骨間筋の攣縮だけでなく、胆石発作や尿管結石の疝痛発作にも効果を認めることがあります。

甘くて飲みやすい処方です。この甘さは甘草という生薬が入っているからです。甘草は体にナトリウムとともに水をためこむ方向に働くので、とりすぎると浮腫が出たり高血圧になったりすることがあります。またナトリウムの代わりにカリウムを体外に出す方向に働くので低カリウム血症になることもあります。この芍薬甘草湯はその甘草の量が他の処方に比べて多いので、基本的には頓服か短期間の服用にとどめる方が安心です。

保険適応は、急激におこる筋肉のけいれんを伴う疼痛。

市販薬も多く出ていて、そのまま芍薬甘草湯の名前を付けている商品が多いようですが、コムレケアという商品もあるようです。こむら返りをケアするからコムレケアなんでしょうか、私には分かりません。

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