漢方に親しむ 「桂枝湯 45」

ちょっと風邪気味だなぁ、と思ったとき、風にあたるとなんだか気持ちが悪いと感じたことはありませんか。そういう症状を漢方では悪風(おふう)と呼びます。体力がそれほどない方で、風邪のひきはじめのせいか、発熱、頭痛、鼻閉などがあり、汗のために少し皮膚がジトっとしているといったときには桂枝湯をつかうとされています。桂皮で体を温め、芍薬で痛みを和らげ、大棗や生姜、甘草で胃腸を整える働きがあります。傷寒論という漢方のバイブルとされる書物があります。その中で最初に出てくる処方がこの桂枝湯であるため、様々な処方の原点(衆方の祖)と言われたりします。実際桂枝湯に生薬を加えたり、含まれる生薬を別のものに替えたりしてできた処方がたくさんあります。私は桂枝湯自体より桂枝湯をベースに出来上がった処方を使用することが多いです。

保険適応病名は、体力が衰えたときの風邪の初期、というなんとも漠然としたものになっています。

《処方語呂合わせ》桂皮(けいひ)芍薬(芍薬)大棗(たいそう)甘草(かんぞう)生姜(しょうきょう)

私自身は語呂合わせではなくこのまんま覚えていますが、一例として考えてみると

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◎継嗣、借景に大層感興

世継ぎ(継嗣:桂皮)が受継ぐ別荘を見に行くと、借景(芍薬)の具合がなんとも見事。大層(大棗)面白がり興味津々(感(甘草)興(生姜))となったそうな。

コメント

  1. […] 当期(当帰)のご祝儀(呉茱萸)の細(細辛)目(木通)を警視問う(桂枝湯:桂皮・芍薬・大棗・甘草・生姜) […]

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