漢方に親しむ 「加味逍遙散 24」

それほど元気はなくて、イライラして不眠傾向があり、発作的に上半身が熱くなったり急にドキドキしたりするという時には、加味逍遙散(かみしょうようさん)が選択肢に上がってきます。特に訴える症状が診察のたびに変わるような人は適合することが多いようです。

神経の高ぶりを抑え、血を補うとともにその巡りを良くし、胃腸を整えて元気にしてくれます。当帰芍薬散桂枝茯苓丸とともに女性に対する三大処方ですが、男性に処方することもあります。

◎保険適応病名:体質虚弱な婦人で肩がこり、疲れやすく、精神不安などの精神神経症状、ときに便秘の傾向のある次の諸症
:冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症

 

《処方語呂合わせ(語呂合わせで、構成生薬を覚えよう)》

柴胡(さいこ)芍薬(しゃくやく)蒼朮(そうじゅつ)当帰(とうき)茯苓(ぶくりょう)山梔子(さんしし)牡丹皮(ぼたんぴ)生姜(しょうきょう)甘草(かんぞう)薄荷(はっか)

◎ カミさん、最高に癪やと相当プクリ。獅子牡丹召喚して、発火。

おかみさん(加味逍遙散)に最高(柴胡)に癪(芍薬)なことがあったようで、相(蒼朮)当(当帰)あたまにきてほおがプクリ(茯苓)。普段はおかみさん風だが姉御の本性がでて、獅子(山梔子)牡丹(牡丹皮)の彫り物が入った子分を召(生姜)喚(甘草)して、発火(薄荷)大爆発。

コメント

  1. […]  女性に使う漢方薬として三大処方といわれるのは、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、加味逍遙散(かみしょうようさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)です。ツムラの漢方エキス剤についている番号なら、23番、24番、25番です。産婦人科の先生にはこの三つ+αを覚えて診療に使っている方もいます。  女性で、更年期障害とか自律神経失調症とか言われるときにまず使うのが、24番の加味逍遙散です。日によって体調が変化し、調子の悪い部分も動くことが多いです。イライラしたり、不眠を訴えたりします。4週間くらい服用してみて、少しでも改善した症状があるなら、しばらく続けてみるのが良いようです。ただし、人によると下痢をすることがありますのであまりひどいようなら他の処方を検討することになります。  女性で冷え性、足などがむくみやすいというときには当帰芍薬散をよく使います。どちらかというと華奢な人向きといわれていますが、がっちりタイプに見える人でもこれが良い場合があります。  桂枝茯苓丸はそこそこ元気な人で、肩こりがあり、月経困難症があるというときに使います。子宮筋腫があり経血量が多い人が服用すると、経血量が落ち着き、時には筋腫の状態が改善することもあります。  症状や体質から三剤のどれかを使ってみて効果を見てみてください。それでだめなら変えてみればよいと思います。この三つをうまく使うことで幅広い女性の愁訴に対応できることがわりと多いです。  じゃあ、三つとも飲んだらいいじゃない?と思ったあなた。なかなか鋭いですが、足せば効果も上がるとならないのが漢方薬です。だからこそこの三剤がそれぞれ独立した処方として残っているのだと思います。 […]

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